引越しを何度か経験すると、時期によって引越し業者の料金が違うのに気がつくことがあります。
大学生が、入学前の3月に引っ越した際には一人暮らしの荷物のみで4万円くらいだったのに、3年生になる前の12月に引っ越した時は25000円くらいだったということも。
もちろん、業者によって料金は違いますが、同じ業者でも月によって料金相場が高かったり安かったりするんです。
今回は、引越し業者料金の安い時期と高い時期が何月なのかを紹介します。
また後半では、料金差が生じる理由にも触れています。
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1.引越し業者料金の安い時期と高い時期は?
引越し業者料金は月によって違い、月の中でも初旬〜下旬の中で違いがあります。
また、曜日や時間によっても料金差があるんですよ。
①引越し料金が安い月と高い月は?
引越し業者によってばらつきはありますが、引越し料金の相場が安くなる月と高くなる月があります。
まず、下の表で引越し料金相場の年間推移を確認してみましょう。
年間を通して引越し料金相場は一定ではなく、時期ごとに変動しているのがわかりますね。
(1)引越し料金が安い月
上の表から、
1月・2月・5月・7月・8月・9月11月
の引越し料金が安いですね。
とりわけ11月が安いです。
(2)引越し料金が高い月
上の表から、3月が突出して引越し料金相場が高く、ついで4月が高いです。
10月と12月も比較的高くなっています。
社会人の転勤は数ヶ月前などある程度期間に余裕をもった時期に決まる場合と、直前に決まる場合がありますよね。
辞令が出たら早めに行動して引越し業者と契約することをおすすめします。
できるだけ早く契約することで引越し日が埋まってしまうのを防ぐことができるからです。
家具や家電を買ったりする準備は、引越し業者と契約した後でOKですね。
②引越し料金は月の初旬〜下旬で違う
引越し料金は月の中でも上旬〜中旬は安く、下旬は高い傾向があります。
例えば学校の始業式は月初に行われますよね。
会社の始業日や事業の開始日も1日が多いです。
1日に合わせて月末で引っ越しを終えたいという人が多いため、引越しの依頼が集中する月末は高くなるということですね。
相対的に上旬〜中旬は安く、下旬は高いと言えます。
③引越し料金が安い曜日は?
曜日によっても引越し料金の相場が違います。
平日は仕事や学校があるため、多くの人が週末や祝日に引越ししたいと考えますよね。
そのため、週末や休日の前日は引越し業者が忙しく、料金も高めになるんです。
反対に平日(月〜木曜日)はお客さんが少ないため安く引っ越しをするチャンスですね。
大型マンションなどは週末に引越しする家族が複数重なったりして作業が大変だったりしますから、できれば平日に引越しすることをおすすめします。
④引越し料金が安くなる時間帯は?
1日の中でも時間帯によって引越し料金が違います。
できれば朝からやって早めに引っ越しを終わらせて家の中を整理整頓したいと思いますよね?
多くの人がそう考えるため、午前中は引越し料金が高い傾向があるんです。
そのため、比較的午後は安いんです。
午後から一番遅い時間を選ぶことで引越し料金を抑えられる可能性があるので、頭に入れておいてください。
午後や夕方スタートにした場合、仕上げの片付けが夜遅くなるということは考えておかなくてはなりません。
前のお客さんの引っ越しが長引いた場合は開始時間が遅れ、片付けが翌日にずれ込むことも・・・。
そのあたりも考慮して、次の日を休みにしておくなど工夫してみてください。
2.引越し業者料金はなぜ月によって相場が違うの?
上で紹介したとおり、引越し料金は月や曜日・時間によって違います。
なぜそのような料金差ができるんでしょうか?
3月・4月には卒業式や入学式・人事異動による転勤などがあり、人の動きが活発になります。
事前に引っ越しをしておく人が大多数であるため3月が突出しているんですね。
4月は3月に引っ越しできなかった人が上旬に引っ越しがずれ込むことから相場が高くなっています。
4月下旬になれば料金も落ち着いてくるんですよ。
10月と12月も少し高いですよね。
理由としては10月は転勤が比較的多いことが挙げられます。
12月は年末ということで引っ越し件数は少ないですが、何かと忙しい時期であるため相場が高めとなっています。
6月はジューンブライドということで結婚して新生活をスタートさせる人が多いため、一時的に引っ越しが集中するため、比較的高くなっていますね。
人が動く時期には引っ越し件数が激増するために引越し料金が高くなるんです。
どの引越し業者も、トラックの台数と人員が決まっているんですよね。
繁忙期(3月・4月)はトラックも人員もフル回転していて、それでも足りない状態となります。
料金が高くても受注がどんどん入るので、相場が高くなるということですね。
このような繁忙期に価格交渉をしても、安くしてくれないばかりか引っ越しを断られてしまうことも・・・。
反対に、年末年始や始業式があったり、事業の進行中となる1月・2月・5月・7月・8月・9月・11月は人の動きが少ないため引っ越しする人が激減し、引越し料金が安くなります。
閑散期に引越し料金が高いと受注できません。
お客さんは引越し料金の安い業者に流れてしまいますから、価格競争によって安くなるわけです。
需要と供給のバランスで決まるんですね。
他にも需要と供給のバランスによって料金が変わるサービスがあります。
例えば、海外旅行のチケットは時期によって価格が違いますよね。
旅行シーズンとなる8月や年末年始・GWは高くなります。
また、オフシーズンでもフライト日が近づくにつれて値段がどんどん上がるんです。
高くても売れるからですね。
まさに需要と供給のバランスだと言えます。
旅館やホテルの宿泊代も同じことがいえますね。
目的によって変わりますが、時期によって需要と供給のバランスが変わることで料金が変化しています。
3.引越し業者料金の時期による違いのまとめ
引越し業者の料金が一番安くなるタイミングと一番高くなるタイミングをまとめてみます。
一番安くなるタイミング
月 | 1月・2月・5月・7月・8月・9月・11月 |
---|---|
時期 | 上旬〜中旬 |
曜日 | 月〜木(祝日・祝前日は除く) |
時間 | 午後〜夕方 |
以上が最安のタイミングです(^^)
一番高くなるタイミング
月 | 3月・4月・10月・12月 |
---|---|
時期 | 下旬 |
曜日 | 金・土・日・祝日・祝前日 |
時間 | 午前中 |
大学生や自営業の場合など、時間が比較的自由に設定できる場合は上記の最安タイミングに合わせると良いですね。
重要な仕事があって完璧にタイミングを合わせられない場合でも、どれか一つの項目でも合わせられれば良いと思います。
いくつかの項目が高いタイミングとなっても、早めの交渉・契約をすることによって引越し料金を安くすることができる可能性もあります。
複数の引越し業者から見積もりを取って競合させるのが基本ですよ。
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以上、今回は引越し業者の料金が安くなる時期と高くなる時期についてでした。
目次 ~この記事に書かれていたこと~
引越し業者の料金は月だけでなく、曜日や時間帯によっても違うということで、業者選び以外のところでもかなり変わってくるんですね。
また、引っ越しのタイミングを合わせるだけでなく、早めに交渉や契約をすることや、複数の業者から見積もりを取ることも重要だということです。
この記事を参考にして、お得に引っ越しをしてください。
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