2022年も「引っ越し難民」には注意!2019年よりも増える可能性も?

引越し難民 引越し

4月からの新生活に合わせて、引っ越しを控えている人に注意しておいてほしいのが「引っ越し難民」の問題。

3月から4月は進学や就職、転勤などのタイミングで転居が必要になる人が集中する時期です。

しかし2019年はこの引っ越しのピークシーズンに引っ越ししたくても引っ越しができない引っ越し難民が急増していると話題になりました。

どうして「難民」とまで呼ばれる事態になってしまったのでしょうか?

また、2022年も同じような傾向は続くのでしょうか?

引っ越し難民になって新生活の出鼻をくじかれないように、今すぐに対策を講じておきましょう。

引っ越し難民になりたくない方は、今すぐ無料の一括見積もりをしてください。予約が埋まってしまってからではどうしようもありません。

→ 一括見積もりはこちら(無料)

引越し難民

引っ越ししたいのにできない人たち

もともと2月から4月にかけては引っ越し業界の繁忙期。

特に3月はたくさんの引っ越しが集中します。

しかし、2018年の繁忙期は普段の年と少し様子が違いました。

引っ越ししたくて業者が捕まらない、料金が高すぎて引っ越ししにくいなどの声がSNSなどで上がるようになり、ニュースなどでも大きく取り上げられるまでの事態になりました。

引っ越しが集中する時期で多少料金は上がるとはいえ、今まで困惑してしまうほど料金が上がったり、手の空いている業者が見つからなかったりするほどの深刻な事態にはなっていませんでした。

どうして2019年は「引っ越し難民」と呼ばれる人たちが生まれるほどになってしまったのでしょうか?

引っ越し料金は1.7倍に

なんとか業者を見つけた人たちの中でも、料金が高すぎるとの声が多く上がっていましたが、実際どの程度上がっていたのでしょうか?

東京都で短距離・単身の引っ越しをしたケースで比べてみましょう。

2016年度は通常期が約65,750円、繁忙期が約113,020円でした。

これが2018年度になると通常期が約70,000円、繁忙期は約192,000となっています。

通常期の価格はあまり変わっていませんが、繁忙期の価格は8万円近くも値上がりしています。

こんなに料金が高騰してしまっては、たとえ業者を見つけられたとしても引っ越し費用が払えずに引っ越しできなくなる人がいるのもうまずけます。

引っ越し難民が生まれた理由は?

引っ越ししたくてもできない人たちが「難民化」してしまったのは、運送業界の深刻な人手不足が主な原因です。

引っ越し業者が仕事を引き受けたいと思っていても、肝心のドライバーやスタッフが確保できていないため、引っ越しすることができないのです。

ネット通販の拡大やフリマアプリなどの個人間の取引の登場で、配送需要は右肩上がりを続けています。

ドライバーの確保は引っ越し業界に限らず運送業界全体の急務で、人の取り合いが続いています。

しかしドライバー需要が増え続けているにもかかわらず、なり手は増えるどころか減り続けています。

ドライバーの待遇はあまり良いとはいえません。大手でも賃金未払いや長時間労働が問題になっています。

人手不足へ更に拍車をかけているのが「働き方改革」です。

労働時間を短縮すれば一日にこなせる引っ越し件数は当然減少します。

一日5件の引っ越しをこなしていたところが、3件になってしまったというケースもあります。

人が少ない上に消化できる引っ越し件数も減少したため、需要が供給を大きく上回り、「引っ越し難民」と呼ばれるまでの事態を引き起こすことになりました。

2020年以降も「引っ越し難民」には注意

引っ越し業界でも「難民化」を防ぐ動きはあります。

例えば、企業の人事異動のタイミングをずらし、4月下旬以降にできないかと働きかけたり、引っ越しの混雑予測をカレンダーにして公表し、一般の人にも分散を呼びかけたりしています。

しかし、それでも引っ越しの集中は避けられません。

人事異動を変わらず4月1日に行う企業は多いですし、学生などは卒業や合格発表を待たなければ動けません。

更に、ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)が引っ越しの新規受付を停止しているというのも不安要素です。

これはドライバー不足ではなく、2018年夏に発覚した法人向け引っ越しに不適切な請求があったという問題に起因するものですが、大手運送会社の引っ越しが利用できないというのは多少なりとも影響があるでしょう。

2019年は前年以上に難民が増える可能性もあり、まだまだ油断できない状況が続きます。

引っ越し難民にならないためにはどうすれば良い?

引っ越し難民を避けるための一番の方法は引越し時期を調整することです。

引っ越し料金のデータからも明らかな用に、通常期の引っ越しなれば以前とあまり変わりありません。

2月後半から4月前半にかけての繁忙期は避け、空いている時期に引っ越ししましょう。

どうしても繁忙期に引っ越ししなければならないという場合は、できるだけ早く行動を始めてください。

早いタイミングで業者を決めてしまえば、繁忙期でも引っ越しできます。

繁忙期である以上、多少料金が高いのは仕方ありません。

しかしそれでも、休日から平日の引っ越しに変えるだけで節約できます。

一括見積もりサイトなどで料金を比較し、少しでも安い業者に頼むのも良いでしょう。

もたもたしているとあっという間に予約が埋まってしまい、引っ越しするのも安い業者を探すのも難しくなってしまいます。

日程が決まったらすぐに業者を決めてください。

→ 一括見積もりはこちら(無料)

もし「引っ越し難民」になってしまったら・・・?

直前にならないと日程がわからない人や、やむなく引っ越し難民となってしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?

少ない荷物で引っ越しする

引っ越し業者に依頼できないとなると、家具や家電など大きな荷物を運ぶよう本格的な引っ越しはほぼ不可能です。

残念ながら諦めるしかありません。

大きな荷物は後から送るか、処分するかのどちらかになります。

まずは、引っ越し先で必要になる必要最低限の荷物だけ持って引っ越しすることを考えましょう。

家具や家電、服や本などの不用品はリサイクルショップやネットオークション、フリマアプリなどで早めに処分しましょう。

そのお金を引っ越し費用に当てることもできます。

また、家具や家電などの大物はリサイクルショップで処分し、引っ越し先のリサイクルショップなどで買うのもおすすめです。

大きな物を運ぶのは想像以上にお金がかかります。

わざわざ古いものを運ばずに買い直したほうが節約できるケースも多いです。

処分したくないお気に入りの物がある場合は、トランクルームなどに一時的に保管しておくことも考えましょう。

しばらく経ってから荷物を送れば繁忙期価格に悩まされることもありません。

ただし、トランクルームを借りるのには1週間ほどかかることも多いため、利用を考えているなら早めの申し込みが必要です。

宅配便で送る

荷物が少なければ引っ越し業者ではなく、宅配便を利用するのも一つの方法です。

引っ越し業者は早めに行動しなければ予約でいっぱいになってしまいますが、宅配便ならいつでも好きなタイミングで送ります。

赤帽を使う

赤帽や配送のマッチングサービスを使うのも手です。

引っ越し専門業者でなくても、単身向けの荷物の少ない引っ越しを請け負っている業者は多いです。

価格も安く、学生や単身引越しにはおすすめです。

こうしたサービスを利用する際に注意しておきたいのが、どこまで引っ越しを手伝ってくれるかということです。

引っ越し専門業者とは違い、荷物の搬出入については依頼者も手伝わなければならないというケースが多いです。

家具や家電の設置も同様のため、重いものを運ぶ自信がないという人は気をつけましょう。

自力で引っ越しをする

自家用車やレンタカーを使い、自力で引っ越しするのも視野に入れましょう。

短距離で荷物が少なければ自分で運ぶのも十分に選択肢に入ります。車を借りても、業者に依頼するよりも安上がりになることも多いです。

タイトルとURLをコピーしました