引越しの際、荷物の搬出や搬入などの作業がどれくらい時間がかかるのかが分からないと何かと予定が立てづらいですよね。
例えば新居に親族がお祝いを持ってきてくれるような場合に、何時ころになるか伝えたいという事があったりします。
そんな時は作業時間や運搬の時間の目安が分からないと、時間を伝えても長く待たせたり会えなかったりするかもしれません。
当日に色々と予定を立てたいと思ったときに、時間が読めると非常に助かりますよね。
そこで今回は、引越しにおける搬出や搬入、トラックへの積み込みや運び出し等の作業時間を紹介します。
後半では引越し当日までにやっておくべきこともまとめました。
- 旧宅からの荷物の搬出【時間=45〜60分】
- 荷物の運搬【時間=距離等により変動】
- 新居への荷物の搬入【時間=40〜55分】
順番に見ていきましょう。
1.引越しの作業時間(旧宅からの搬出)
旧宅からの荷物の搬出には合計で45〜60分程度かかります。
それぞれの項目ごとにかかる時間を見ていきましょう。
旧宅からの荷物の搬出は以下の作業があります。
①旧宅の養生(床や壁の傷防止ガード)
②荷物の運び出しと積み込み
③忘れ物チェック
順に説明しますね。
①旧宅の養生(床や壁の傷防止ガード)
所要時間=10分
引越し会社は、荷物の搬出の際に旧宅の壁や床をシートでカバーして傷をつけないようにします。
家の広さによりますが、この作業に10分程度かかります。
②荷物の運び出しと積み込み
所要時間=30〜45分
引越し業者が梱包した荷物を旧宅から運び出し、トラックに積み込み完了するまでの時間は、荷物の量にもよりますが、30〜45分程度かかります。
梱包もお願いする場合はプラス1時間以上は見込んでおくほうが良いです。
③忘れ物チェック
所要時間=約5分
荷物の積み込み完了後に、積み残しがないかを確認します。
残しておいて良いものがある場合は、あなたも立ち会って確認する方が無難です。
確認作業には5分程度かかります。
2.引越しの作業時間(運搬・休憩)
朝旧宅から荷物を搬出し、トラックに積み込んだら運搬となります。
距離があったりしてお昼にかかる場合、運搬のタイミングでお昼休憩となることも。
渋滞などの道路状況や、運搬距離が1000kmを超える等遠隔地への引越しの場合は、新居に到着するのが翌日〜数日後になることも考えられますね。
④運搬
所要時間=距離や道路状況による
運搬に距離や道路の混み具合によってかかる時間が大きく変わります。
目安としてはGoogleマップ等の地図アプリで経路や同時間の渋滞状況を踏まえた所要時間を確認しておくと良いです。
↓スマートホンの地図アプリでの経路出し手順
⑤お昼休憩
所要時間=30分〜1時間
引越し業者によりますが、運搬中にちょうどよい場所があればお昼休憩を取ります。
夏場は熱中症を防ぐために交代で頻繁に休憩をとりますが、繁忙期には休まずに作業を続けてお昼ご飯が夕方になることもあるんですよ。
因みに、最近の引越し業者(特に大手企業)は、お客さんにお昼を出してもらうのを禁止している会社が多いです。
もし差し入れを出す場合はお菓子や飲み物(ペットボトルのお茶など)が良いでしょう。
また、作業員に祝儀を出す場合は、1人1000円前後を作業前に一人ひとり手渡しにするケースが多いです。
3.引越しの作業時間(新居への荷物の搬入)
運搬が完了するといよいよ新居への荷物の搬入です。
搬入には合計で40〜55分程度かかります。
搬入作業は以下の流れになります。
⑥新居の養生
⑦荷物の運び入れ
⑧家具の組み立てと設置(必要な場合)
順番に説明しますね。
⑥新居の養生
所要時間=約10分
新居の広さ等により違いますが、旧宅と同様に新居の養生にも10分程度かかります。
⑦荷物の運び入れ
所要時間=30〜45分
荷物の運び入れには、運び出しと同時間かかると考えて良いです。
30〜45分ですね。
荷解きと設置もお願いする場合はプラス1時間以上見込んでおきましょう。
⑧家具の組み立てと設置(必要な場合)
所要時間=プラス1時間
家具の組み立てと設置もお願いする場合には、組み立てる家具の数や何度等によって所要時間が変わってきます。
こちらも概ね1時間見込んでおきます。
引越し業者に荷解きをお願いする場合には、スタッフの数が多く派遣されるはずですから、⑥と⑦両方で1時間程度となることもあります。
事前にスタッフの人数や掛かりそうな時間を聞いておくようにしましょう。
引越し作業にかかる時間は、運んでもらう荷物の量や引越し先までの距離と道路の混み具合によって大きく変わります。
ゆとりを持った時間を想定しておくようにしてくださいね。
3.引越し日の前に準備しておくことや注意点
引越し日までにやっておくことや注意点を説明します。
- 荷造りを完了させておく
- 冷蔵庫と洗濯機の水抜きや運搬準備
- 石油ストーブの油抜き
- エアコンを移設する場合は事前に相談をする
ひとつづつ見ていきましょう。
①荷造りを完了させておく
荷造りが終わっていないと、運び出しの時間がどんどん長くなってしまい、予定の時間に引越しが完了しない可能性が高いです。
その場合、引越し業者のスタッフは非常に急いで作業することになり、結果として荷物の破損等の原因になります。
限られた時間の中大変ですが、荷造りはしっかり終わらせておくようにしましょう。
ちょっと無理そうだなと思ったら、早めに営業担当に連絡をして、当日早めに作業員にきてもらうか人数を増やしてもらうように頼むようにしましょう。
その場合は追加料金が発生する可能性が高いです。
②冷蔵庫と洗濯機の水抜きや運搬準備
冷蔵庫には背面下部に水が貯まる部分があることがあります。
取扱説明書を見ながら、前日の夜に水を抜く作業をしておくようにしましょう。
水を抜かないまま運ぶと、運搬中に水が溢れ、家や他の荷物が濡れてしまう可能性があります。
洗濯機も排水ホース内に水が残っていますから、前日の夜にホースを取り外し、水を抜いておきましょう。
洗濯機の機種によっては、背面下部のフィルター内に水が貯まる構造のものがあるので。取扱説明書を読みながら水抜きを行ってください。
フィルターの蓋を開ける際に水が溢れるので、洗面器を準備して水抜きを行いましょう。
また、ドラム式洗濯機の場合は運搬用のドラム固定金具(ボルト)をセットして運搬可能な状態にしておく必要があります。
もし、固定金具が見つからない場合はメーカーに問い合わせて購入するようにしてください。
万が一引越し当日に固定金具がない場合は、ドラム式洗濯機を運んでもらえない可能性が高いです。
引越し日2週間以上前にメーカーに注文すれば、引越し当日には間に合う見込みです。
早めの対応をしましょう。
▶ ドラム式洗濯機の引越しで使うボルト(固定金具)がない時は?水抜き方法も
③石油ストーブの油抜き
石油ストーブがある場合は、残った灯油を抜くようにします。
寒いシーズン中であれば気がつくんですが、暖かい季節の引越しの場合中々気づきにくいことですよね。
忘れずに油は抜いておきましょう。
④エアコンを移設する場合は事前に相談をする
エアコンを取り外して新居に持っていく場合は、事前に引越し業者の営業担当に相談してください。
電気屋さんの手配は急には難しいので、直前だと移設ができない可能性があります。
エアコンは引越し先が賃貸物件の場合は、あらかじめ付いている場合がありますので、無駄な出費がかからないようにそのあたりはチェックしておきまっしょう。
物件の内見時に自分で確認するか、契約した不動産屋さんに問い合わせて聴いてください。
[st-kaiwa1]以上、今回は引越しの積み込みや搬入等の作業時間がどれくらいかかるかを紹介しました。
目次 ~この記事に書かれていたこと~
引越し当日は、うっかり忘れていたことなどがあったりして、常に予定が遅れがちになることがあります。
その場合は終始お客さんも引越し業者もバタバタとしてしまうんです。
予定よりも時間が大幅に遅れることも多いですから、できるだけ当日は他の予定を立て無い方が良いでしょう。
午前中の引っ越しであっても、夕方までかかる想定をしているようにした方が良いですね。
▶ 引越し業者の訪問見積もりの時間はどれくらい?電話での時間帯指定は可能?
この記事を参考に、良い引越しをしていただければと思います。[/st-kaiwa1]